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大森靖子批評

今流行りのアーティストを批評すると大抵の人は怒るので嫌なのですが、そんなこと考えてもしょうがないですし、私は音楽家なので書くことにしました。

私の大森靖子おおもり1に対しての評価は、良く思ってる部分も悪く思っている部分もあります。音楽性に関してはよくないと思います。理由としましては、理屈抜きによくないと思える部分と、その音楽性が模倣であることが挙げられます。模倣なので人気が出る理由はわかります。基本的に日本人は模倣であることに安心感の夢を抱くと思われるからです。そういったモノは需要に応えることが出来るので、人気が出るのだと思います。無論、新しければいいという訳でもありませんし、新しいモノも常に何かに囚われてしまうことは承知しております。ただ商業的理由で意図された模倣ほど、文化的につまらないものはないと思います。

私は大森靖子のこの模倣を、意図されたものであると推測致します。なぜそのようなことをするのかということに関する原因の推測と致しましては、次に挙げる三つの点が考えられます。一つ目は自身の限界を知っていること。二つ目は自身に内在する強欲さが大きいこと。三つ目はどのくらいの音楽を幅広く聴き、どのように聴き、知らないモノに対してどのような吸収力を持っているか。この3点が考えられます。もちろんこの三つの原因を否定している訳ではありません。例えば「強欲さ」に関しましては、私にもそのような欲望がありますし、人間のそういったが全て否定されるものではないと思っています。ではなぜそのようなことを考えるのか?と問われましたら、私は音楽家ですし、大森靖子の音楽がつまらないからです。
大森靖子の評価出来る点は二つあります。一つはある程度人気が出てきた段階でも、自主企画で川染喜弘さんなどの全く音楽性の違うコアな人を呼んでる点です。二つ目は売れてない時の無善寺でのライブで、お客さんが一人でも本気で演奏されていたという点です。 一つ目に関しましては、アーバンギャルドなどにも見られますが、ポップなツールを通して大衆の嗜好を改革したいという意図が感じられます。ただどちらのアーティストも自身の音楽性がそれとは真逆の方向を向いてるので、実際に大衆にどれだけ影響力があるかは疑問を感じます。ポップスが悪いと言ってる訳ではありません。全てのポップスを知っている訳ではありませんが、私はマドンナ、つんく、浜崎あゆみなども聴いてきています。同じ一人の弾き語りでも、友部正人からニールヤングからさだまさしまで聴いてきています。なので大森靖子と同じ一人の弾き語りですと、友川カズキや三上寛の方がいいと思っています。最近の大森靖子の音楽性が弾き語りから、電子音楽に流れていることは知ってます。これは今アメリカで流行っているEDMの流れを汲んでいるいるものだと思っています。EDMでしたらアルカの方がいいと思っております(アルカ自体は絶賛する程のモノではないと思っていますが、、。)おおもり2

もちろんこういった私の主張は個人的なものなので押し付ける気はありません。あと「いい」と「悪い」と、「好き」と「嫌い」は別だと思います。いい悪いは感情をなるべく剃り落した理論的な批評であり、 好き嫌いは感情の要素を多く含む個人的な趣味だと思います。どちらが悪いと言ってる訳ではありません。音楽なんて聴く側は好きに楽しめばいいと思ってます。ただ私がなぜこのような理屈っぽい文章を書くかといいますと、私は音楽家であり音楽が好きだからです。批評が少なくなると文化が衰退するというのは歴史的に証明されます。わかりやすい例が、日本の戦前の美術と戦後美術の対比です。私は音楽家なので自身がいい音楽を作るために批評し、音楽が好きなので音楽の発展を望むために批評します。おおもり3

もちろん私も人間なので、音楽的に悪いと思っているものでも感動したり好きになったりすることはあります。あと私の批評が理論的だからといって正しい訳ではないので、その点はご理解下さい。あと私の音楽に対するいい悪いの判断は理屈からスタートしてる訳ではありません、最初に理屈抜きのスピードで判断し、その後に熟考しています。その点もご理解下さい。おおもり4
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コメント

No title

「いい」と「悪い」から感情の要素を排除する事は理論的に不可能だと思いますが。。

Re: No title

それはそうですね。正確には最近言いたいことはわかってきました。要するに真理と言うのは自分の認識の外部にあるのです。それを求める人と求めない人がいると思いますが、私は求める人の方が好きです

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YoshitokiSeishin

Author:YoshitokiSeishin
Japanese noise musician


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